1/09/2016

自分が何を描きたいかの答えが出た

描くという事は
プレゼントの箱を開けるような事

多分、小さい頃。
自分が絵を描き始めた頃は
描きたいものがたくさんあって
自分が何を描きたいのか?
なんて困ったりしないと思う。

でも、大きくなってくると
何かと描く理由を探すように
なってしまう。
自分が思っていたイメージと
自分の実力が伴わず
違った作品ができてしまう。

そんな時、思ってしまう。
自分が本当は
何を描きたかったのだろう。と

大きくなってくると
子供の時よりも
絵を描くことが自然になりすぎて
大きな衝動で描き出すことが
少なくなってしまう。

そんな時、
「何が描きたかったんだろう」と
子供の頃に戻って、
気持ちを思い出したいと思うけど
大きくなってしまった今では
子供の頃に完全に戻ることは
難しい。

そんなモヤモヤを抱えて描いている人は
きっと少なからずいると思う。

僕はそんな風に悩みを抱えて描いていた。

でも今日は天気がいい
澄み切った空を見ながら
散歩していたら、不意に
その答えが見えた気がした。

何かを描きたかったんじゃなくて
描くことで何かが生まれることが
僕は楽しかったんじゃないかって。

描くことそのものが
僕にとってのプレゼントだった。


何か、思い通りのものが描けないと
報われないような、そんな気持ちに
長年陥ってしまっていた気がするけど

描くということが
自分へのプレゼント。

だから描いているんだ。
何かを描きたいために
描いているんじゃなかったんだ。

描くことは何かを生むこと。
何が生まれるかわからない楽しさがある。
このワクワクこそ味わいたくて
自分は描いていた気がする。

大きくなると
初めてやるのことは
減ってくるけど
描くことでその可能性は広げられる

何を描きたいかではなくて
描くこと自体が
その何かと同じ意味だったんだ。
ふと気がついた。
でもまたこのことは忘れてしまって
また考え出すんだろうなって思う

こうやって気づく楽しみが
また、考えたくなる楽しみだから。

不意にそう思った。

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